北海道

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2025.08. 8

第10回「霧多布セブンの森」活動報告

セブン-イレブン記念財団は、豊かな自然環境の再生やCO₂の削減を目指し、「セブンの森・セブンの海の森」づくり活動を進めています。 今回は6月28日に行われた「霧多布セブンの森」の活動をご紹介します。

〈活動報告〉

「霧多布セブンの森」活動は、豊かな生態系を育む霧多布湿原の自然環境を、次世代へ引き継ぐことを目的に実施しています。2025年6月28日に開催された第10回の活動には、総勢47名の方々にご参加いただきました。

霧多布湿原は、1993年6月に釧路市で開催された「ラムサール条約締約国会議」において登録湿地として認定された貴重な自然環境です。四季折々の変化に富んでおり、春には雪解けとともに新緑が芽吹き、夏から秋にかけては多様な花々が湿原を彩ることから「花の湿原」とも称されています。冬には一面の銀世界となり、タンチョウやオオワシなどの野鳥が訪れる場所でもあります。

活動場所から見える霧多布湿原

今回の活動では、植樹と保護カバーの設置を行いました。広葉樹の「シラカバ」「イヌエンジュ」「モミジ」「ヤマザクラ」や、針葉樹の「トドマツ」など、計150本の苗木を植樹。これらの苗木は、シカによる食害を防ぐため、保護カバーを設置して対策を講じました。また、昨年・一昨年に植えた苗木のうち約8割が、保護カバーの効果もあり順調に育っており、参加者からは「こんなに育っているとは!」と驚きと喜びの声があがりました。

植樹エリアに移動し、レクチャーを受けながら作業を進めていきます
まずは穴を掘ります
掘った場所に苗を植えていきます
保護カバーを設置して、植樹完了です

作業場所は傾斜のある山道で足元が不安定な箇所もありましたが、参加者の皆さんは慣れた手つきで作業を進め、予定よりも早く作業を終えることができました。自然の中での作業には大変さもありますが、風や木々の香りを感じながら取り組むことで、心身をリフレッシュできる貴重なひとときとなったようです。

森林を育てることは、湿原や河川、ひいては海の環境保全にもつながります。なかでも霧多布湿原は、多様な動植物が息づく貴重な自然資源です。その未来を守るためにも、今後も地域や参加者とともに活動を重ねていくことが重要だと考えます。自然とのつながりを大切にしながら、持続可能な環境づくりを目指して取り組んでまいります。

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