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2025.04.18

「すみだSDGsアワード2024」に協力企業として参加 「岩澤硝子株式会社」様へセブン-イレブン・ジャパン賞を授与

セブン‐イレブン・ジャパン(以下:セブン‐イレブン)は、墨田区主催のすみだSDGsアワード2024に協力企業として参加しました。
「すみだSDGsアワード」は、墨田区SDGs宣言を行った事業者・団体が行った取り組みのうち、特に優れた取り組みを表彰し、"モデルケース"と位置づけることで、地域におけるSDGs推進を深化・波及させることを目的としてスタートした事業です。
セブン‐イレブンは、地域社会との連携を深め、地域における様々な社会貢献活動やSDGsの取り組みをさらに推進するため、このアワード内の「セブン-イレブン・ジャパン賞」の選考を行い、「岩澤硝子株式会社」様へこの賞を授与しました。

■選考の経緯
岩澤硝子様の自社の発展にとどまらず、取引先や関係企業と協力しながら持続可能なものづくりを目指す姿勢は、セブン-イレブンの理念とも共鳴する部分がありました。特に、色付きガラスのリサイクルという高度な技術へ挑戦する、本業を通じたSDGsへの貢献を評価。今後、さらに技術を確立し、幅広く展開することで、リサイクルガラスの第一人者としての発展を期待し、選考しました。

〈岩澤硝子様の取り組みについて〉

■活動目的・内容
岩澤硝子様は、社内で増加する廃棄ガラスの問題に対応するため、不要になったガラス製品を再溶融し、再生製品として活用する取り組みを進めています。特に、多色商品の製造による色の混在で再利用が難しくなったガラスカレットを活かし、独自の色味を持つ製品として展開し、複数企業と協力して販売を進めています。さらに、自動車の窓ガラスのリサイクルにも着手し、中古パーツを扱う企業から破材を仕入れて再生ガラス製品を開発。大手雑貨店などへ販路を拡大するなか、「すみだモダン」の認定も受けました。これらのリサイクル活動を通じ、廃材の新たな価値を生み出し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

■今後の展望
「リサイクルガラス原料の使用を全体の5%程度とすることを目指し、 ゴミを減らし、リサイクルガラスの製作を促進していく」
リサイクル原料を使用した製品づくりを進めていますが、現在の使用率は全体の1%未満と低い状況です。今後、数年かけて2~3%に引き上げ、最終的には5~10%を目標としています。特に窓ガラスのリサイクルにおいては、新たな仕入れ先との連携を模索し、リサイクル原料の安定供給を確保することで利用拡大を図り、持続可能な製造プロセスの実現に取り組んでいきます。

【岩澤硝子様の受賞コメント】
弊社は「江戸硝子」という伝統技術を受け継ぎながら、デザインや素材に工夫を凝らし、すべてハンドメイドで温かみのあるガラス製品を製作しています。業務用食器や卓上調味料入れ、小売店向けの食器など、日常生活に溶け込む製品づくりを大切にし、ものづくりのまち・墨田区で地域と共に歩み続けています。
国内のハンドメイドのガラス製造業は減少傾向にあり、溶融窯の維持や職人の育成など、多くの課題を抱えています。そうした中でも、現状維持にとどまるのではなく、伝統を守りつつ時代やニーズに合わせて変化し、持続可能なものづくりを目指そうと、同業他社様から様々な協力をいただきながら、自動車の窓ガラスを活用したリサイクルガラス製品の製作に挑戦しました。今回は、このような取り組みを評価いただき、すばらしい賞をいただけることになり光栄です。
これからも地域企業としての責任を果たしながら、墨田区の町工場の一員として、環境への配慮や地域への貢献を続けていきたいと思います。

【関連情報】
>>すみだSDGsアワードの墨田区役所公式Webサイト

>>岩澤硝子株式会社Webサイト

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