I.本指針の目的とお願い
セブン&アイグループは創業以来、「社是」として掲げた「お客様・お取引先・株主・地域社会・社員」など、企業活動を支えていただいているさまざまなステークホルダーの皆様から信頼される誠実な企業であることを常に心がけております。また、お取引先様とともに持続可能な社会の実現に貢献することが、お取引先様との持続的発展にも寄与できるものと確信しております。
今日、経済のグローバル化やステークホルダーの皆様のニーズが多様化し、価値観も大きく変化しています。国連にて、2011年に「ビジネスと人権に関する指導原則」が採択され、2015年には「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ(Sustainable Development Goals:SDGs)」が採択されました。企業は、取扱う商品・サービスにおけるお取引先様を含めたサプライチェーン全体の人権の尊重と保護、法令遵守、労働安全、地球環境保全、情報管理などへ責任を持って取り組むことが、社会的使命として求められています。セブン&アイグループは社是の「信頼と誠実」の精神を基礎とし、人権を尊重し、ステークホルダーの皆様とのエンゲージメントに努め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
このような背景から、2007年に策定いたしました「セブン&アイHLDGS.お取引先行動指針(以下、本指針)」を2017年の改定に続き、2019年に「セブン&アイグループお取引先サステナブル行動指針」として改定いたしました。このたびの改定は、「国連グローバルコンパクトの10原則」「ビジネスと人権に関する指導原則」「OECD多国籍企業行動指針」「SDGs」などへの貢献を目指したものです。「人権の尊重」を主眼に持続可能な社会の実現に向けてお取引先様とともに取り組みを進めてまいります。
グループ各社のお取引先様には、本指針をご理解、実践していただくことをお願い申し上げます。それがお客様からの信頼を高め、持続発展的な事業活動につながり、「SDGs」の「誰一人取り残さない」社会の実現に貢献できるものと考えます。
このような信念のもとで、お取引先様に自社およびその仕入先様においても、本指針が遵守されますよう、体制の整備をお願いする次第です。
お取引先様におかれましては、より一層のご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。