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2025.12.26

ブルネイ若手人材がセブン‐イレブンのペットボトル回収機を視察

セブン‐イレブン・ジャパン(以下:セブン‐イレブン)は、11月21日(金)静岡県静岡市において、ペットボトル回収機を中心としたプラスチック対策について学びたいという海外視察団の受け入れを行いました。今回の視察は、日本政府が主導する東アジア・アセアン諸国との若手人材交流プログラムの一環として実施されたもので、行政を通じて依頼を受けたことから実現しました。視察団は、東南アジアの島国・ブルネイから来日した大学院生や若手起業家、行政官など8名で構成されており、小規模国でも導入可能な環境施策、とくにペットボトル回収機と循環型リサイクルスキームについて学ぶことを目的としています。

当日は、静岡市の岡生涯学習交流館およびセブン‐イレブン清水西高町店を会場に、一般財団法人日本国際協力センター(JICE)と一般社団法人地域振興交流協会、静岡市ごみ減量推進課の皆様にもご参加いただき、セブン‐イレブンにおけるプラスチック対策や資源循環の取り組みを紹介しました。

店頭では、ペットボトル回収機を使ったデモンストレーションを行い、回収機の仕組みや、投入されたペットボトルがその場で圧縮される様子を説明しました。視察団のメンバーには、実際に空のペットボトルを投入し、操作方法や利便性を体験していただきました。

続いて店内では、ペットボトル売場に並ぶ再生PET樹脂を使用したボトル飲料や、トップシール容器を用いた惣菜、紙容器のチルド弁当、紙とプラスチックを組み合わせたサンドイッチ用包材など、環境負荷低減につながる商品群を紹介し、容器・包材の工夫とその狙いを説明しました。

ブルネイでは現在、廃棄物の最終処分場(埋め立て地)が逼迫しており、2030年頃には使用できなくなる見込みとされています。また、ごみ収集時の分別やリサイクルの意識が十分に根付いていないことも課題となっています。こうした背景から、視察団のメンバーは、日本のコンビニエンスストアにおけるリサイクルの仕組みや、日常生活に根ざした環境施策に強い関心を寄せていました。

ペットボトル回収機の視察後には、視察団から「この回収機のイノベーションはすごい。これからブルネイで活用したいと思う」といった声が上がり、日本の技術と運用の仕組みが、今後のブルネイにおけるプラスチックごみ対策のヒントになり得ることがうかがえました。視察団は、今後も循環型社会の構築に向けた取り組みを進めていくため、日本の事例から継続的に学びたいとの意欲を示していました。
セブン‐イレブンはこれからも、ペットボトル回収機の設置や環境配慮型商品の拡充を進めるとともに、国内外の行政・団体・企業との連携や視察受け入れを通じて、資源循環とプラスチックごみ削減に貢献してまいります。

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