
セブン-イレブン記念財団は、豊かな自然環境の再生やCO₂の削減を目指し、「セブンの森・セブンの海の森」づくり活動を進めています。 今回は10月4日に行われた「宮崎セブンの水辺の森」の活動をご紹介します。
【宮崎セブンの水辺の森】
大淀川は、宮崎・鹿児島・熊本の3県にまたがる、九州でも有数の一級河川です。流域面積は九州で2番目、本川の長さは4番目に位置します。この流域には約60万人の方々が暮らし、さまざまな形で川を利用されています。しかし近年、水質や水量の悪化により、かつて人々が遊び親しんだ豊かな水量と清らかな流れの面影は失われつつあります。
そこで、大淀川下流に位置する宮崎湿地では、大淀川の自然環境を保護・保全し、維持管理することで、生物多様性に富み、誰もが憩える水辺空間を次世代へ継承するための活動を行います。
〈活動報告〉
このたび、「宮崎セブンの水辺の森」整備活動がスタートしました。第1回目となる今回の活動には、総勢213名の方々にご参加いただきました。
活動の冒頭では、顧問の杉尾先生より、なぜこの活動が必要なのか、その意味や意義についての説明がありました。その後、参加者は10チームに分かれて作業を実施しました。
まず、宮崎湿地に生い茂る雑草や外来種の除去を行い、水辺に日が差し込むようにすることで、絶滅危惧種や在来種が生息しやすい環境づくりを進めました。
続いて、絶滅危惧種であるタコノアシなどの植物をシャベルでていねいに採取し、小川の日当たりの良い場所へ移植しました。さらに、春の活動で木道を設置するための準備として、地ならしを行い、除草シートを敷く作業も実施しました。
活動中にはカニなどの生きものの姿が見られ、子どもたちも興味深く観察していました。今回整備した場所には、次回(2026年4月18日予定)の活動時に花が咲く様子が見られる見込みです。非常に良いスタートを切ることができ、今後も継続的な取り組みを通じて、宮崎湿地の魅力を広く伝えてまいります。





