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2025.11.25

第9回「大分セブンの森」活動報告

セブン-イレブン記念財団は、豊かな自然環境の再生やCO₂の削減を目指し、「セブンの森・セブンの海の森」づくり活動を進めています。 今回は9月7日に行われた「大分セブンの森」の活動をご紹介します。

〈活動報告〉

原風景である草原や森林環境、生物多様性の保全、そして野焼き文化を次世代に引き継ぐことを目的として、「大分セブンの森」活動を実施しています。第9回目となる今回の活動には、総勢88名の方々に参加いただきました。

今回から、草原環境を守る新たな取り組みとして、「草原を花いっぱいに!プロジェクト」を開始しました。
草原は、人の手が加わることで保たれてきた自然環境のひとつで、野焼きや採草(草刈り)、牛馬の放牧などによって維持されてきました。一昔前の草原は、まるで天然の花畑のように野草が咲き誇る美しい風景が広がっていたと言われています。
しかし、近年では草刈りの機会が減り、野焼きだけで管理されている草原が増えています。その結果、ススキやササが繁茂し、背の低い植物が花を咲かせにくくなっています。私たちは、50年前の草原に見られたような、多種多様な野草の花が咲き誇る豊かな生態系の再生に挑戦しています。
活動当日は、事前に刈っておいたススキやササを3班に分かれてトラックに積み込み、草原から搬出しました。子どもたちもレーキを使い、一生懸命に草を集めてくれました。

草集めの様子
草集めの様子

その後、野草堆肥づくりを行いました。重い草の塊をトラックから降ろす作業では、大人たちも声を掛け合いながら力を合わせました。降ろした草に石灰をまき、草を交互に重ねて発酵させることで、野草堆肥ができあがります。

堆肥作りの様子

この時期に背の高いススキや繁茂したササ原を刈ることで、来年以降の成長を抑えることができます。これにより地面まで太陽光が届きやすくなり、多様な野草の開花を促します。約3〜5年かけて、「花いっぱいの癒しの空間」を目指してまいります。

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