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2025.11.27

第4回「霧島錦江湾国立公園」整備活動報告

セブン-イレブン記念財団は、2023年より環境省自然環境局および地域の活動団体とともに 『国立公園の環境保全活動に関する協力協定書』を締結いたしました。 今回は9月20日に行われた霧島錦江湾国立公園にある「重富海岸」での活動をご紹介します。

〈活動報告〉

鹿児島県にある霧島錦江湾国立公園では、「重富海岸」の貴重な干潟環境を守り、生物多様性の向上を目指して、地域の皆様と力を合わせて環境保全活動に取り組んでいます。第4回目となる今回の活動には、総勢71名の方々にご参加いただきました。

今回の活動では、重富海岸にて生きものの観察と耕うん作業を行いました。
生きものの観察では、これまで継続して耕うん作業を行ってきた場所で実施しました。干潟には無数の小さな穴が点在しており、そこをていねいに掘り起こすと、貝類やカニといった、小さな甲殻類など、多様な生きものが姿を現しました。参加者は大人も子どもも夢中で干潟を探索し、「見つけた!」という歓声があちこちで響いていました。見つけた生きものをお互いに見せ合い、笑顔で喜びを分かち合う姿が印象的でした。
先日の豪雨の影響もあり、生きものの数は前回よりやや少なく感じられましたが、それでも多くの生きものを観察でき、改めて自然の豊かさを実感する機会となりました。

生きもの探しの様子
生きもの探しの様子
生きもの観察の様子

生きもの観察の後は、耕うん作業を行いました。観察を行った地点で、一列になって作業を開始。スコップを使って土を掘り起こす作業は、腕の力だけでなく体全体を使うため、大変な作業です。しかし、継続して同じ場所を耕うんしてきたことで、初回に比べて土が柔らかくなり、スコップが入りやすくなったことを実感できました。参加者からは「前よりも掘りやすくなった!」という声も上がり、継続することの意味や成果を実感できる貴重な体験となりました。

耕うん作業の様子
耕うん作業の様子
作業後の干潟

このような活動を通じて、自然との関わり方や環境保全の大切さを学ぶだけでなく、地域の自然を未来へとつなげていこうとする意識も育まれています。
次世代へつなぐこの活動を、今後も継続してまいります。

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