セブン‐イレブン・ジャパンは、自然資本に関するリスクや機会を適切に評価し、開示するための枠組みを構築する国際的な組織である「自然関連財務情報開示タスクフォース(以下、TNFD※1)」の提言に沿った開示を行います。
2024年9月、TNFDが提言するLEAPアプローチ※2を用いた分析の進捗として、Scoping(評価対象範囲の選定)、Locate(自然との接点の発見)、Evaluate(依存と影響の診断)の結果を開示しました。
主な開示事項について
1)グループの主な事業と自然への依存と影響を整理。当社の2030年に目指すグループ像として「『食』を中心とした世界トップクラスのリテールグループ」 と掲げることから、象徴的な商品としてコーヒー豆に焦点をあて分析・開示することを決定しました。
2)LEAP分析のLocate(自然との接点の発見)フェーズにおいて、コーヒー豆の主要な調達国・地域と生物多様性との関係を評価。優先的に取り組むべき地域の設定を行いました。
3)LEAP分析のEvaluate(依存と影響の診断)フェーズにおいて、コーヒー豆の一般的な自然への依存・影響の項目を特定しました。
>>セブン&アイHLDGS. TNFD提言への対応
>>セブンカフェ産地支援
※1 TNFD
民間企業や金融機関が、自然資本および生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価し開示するための枠組み構築を目指す国際的な組織。国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)、国連開発計画(UNDP)、世界自然保護基金(WWF)および英国のNGOであるグローバルキャノピーにより、2021年6月に正式発足。2023年9⽉にTNFD最終提言v1.0を公表
※2 LEAPアプローチ
TNFDが開発した自然との接点、自然との依存・自然への影響、それらに伴うリスク・機会など、自然関連課題を評価・管理するための統合的なアプローチ