ACTION

持続可能な調達

2024.10.22

セブンカフェにおける産地支援

持続可能な調達を目指した
セブンカフェにおける様々な取り組み

セブン‐イレブン・ジャパンでは、多くの商品を開発、販売する中で、国内外の様々な原材料を活用しています。
原材料を取り巻く環境は、とりわけ海外においては、自然環境による影響や労働に関する課題などを抱える生産国も存在し、それらの解決が世界的な課題となっています。
私たちは、原材料を取り巻く環境にも目を向け、未来につながる 持続可能な社会を目指した取り組みを強化し 、課題解決や支援の推進に取り組んでまいります。

■セブンカフェに使用するコーヒー豆について
セブン‐イレブン・ジャパンでは、2030年にはセブンカフェで使用するコーヒー豆の50%以上を、「持続可能なコーヒー豆」で調達する目標を掲げ、サプライヤー・農家のみなさまと取り組みを進めています。

■「持続可能なコーヒー豆」とは
・セブン‐イレブン・ジャパンが定めた生産の際に守られるべき基準と同等もしくは同等以上と考える第三者認証に基づき調達されたコーヒー豆

・セブン‐イレブン・ジャパンが定めた生産の際に守られるべき基準を満たす生産者が生産したコーヒー豆

■バリューチェーン全体での取り組み
コーヒー豆生産は、環境負荷や人権問題等、環境・社会的課題への対応が必要な農産物であることを踏まえ、セブン‐イレブン・ジャパンでは、農園~調達~輸入~焙煎~販売まで、バリューチェーン全体で持続可能な調達を目指して産地支援の取り組みを進めています。

各国での産地支援内容


ブラジルでは、再生農業(リジェネラティブ・アグリカルチャー)の手法の一つである土壌改良に役立つ植物(カバークロップ)の栽培を行い、土壌の肥沃化、化学肥料の使用削減、温室効果ガス削減等の環境負荷の低減に取り組み、持続可能なコーヒー豆の生産実現を目指しています。

コロンビアでは、節水・節電、および収穫量改善を目指して、コーヒーチェリーの果肉除去から実の種子の乾燥までを行う精製工程で、大幅な節水が可能となる器械(ウェットミル)を寄贈し、水と土壌の保全に取り組んでいます。

ジャマイカでは、農家の資金力不足によるコーヒー苗木の植替え未実施により、コーヒーの木の老木化が進み、生産性があまり高くないことが課題です。
コーヒーの苗木を寄贈することで植替えを促進し、ブルーマウンテン地区の農家の生産性向上に取り組んでいます。

グアテマラでは、子どもの学習環境の充実等のコーヒー生産者家族への支援が必要とされています。
学校の設立の支援や児童への学習道具等を寄贈することで、子どもたちの明るい未来を応援しています。

エチオピアでは、脆弱な生産環境へのサポートとして、コーヒー豆を天日乾燥させるために作られた棚(アフリカンベッド)を寄贈し、品質向上による農家の収入改善を目指しています。

タンザニアでは、コーヒー生産量の90%以上は小規模農家により生産されています。近年の気候変動の影響による降水量の変化が小規模農家のコーヒー生産を不安定なものとしています。コーヒー豆を天日乾燥させるために作られた棚(アフリカンベッド)、コーヒーの木を直射日光から守るシェードツリー(日陰樹)の苗木の寄贈により、品質および収穫量向上による農家の収入改善を目指しています。

コーヒー豆産地との対話を通じた支援

コーヒー豆産地が本当に必要としている支援を、国内お取引先のサポートをいただき、セブン‐イレブン・ジャパンも一緒に考えています。実際に社員が現地を訪問し、それぞれの国における産地の課題を確認しています。また、支援の状況や継続については、定期的に現地とZoom等の話し合いの場を設けて直接確認しています。
これからもコーヒー豆産地との対話を大切に、取り組みを継続していきます。

ブラジル現地訪問の様子(2022年)
グアテマラ現地訪問の様子(2022年)

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