セブン‐イレブン・ジャパンは、TCFD提言に対応して気候変動による「リスク」と「機会」を分析し、持続可能な経営に活かしていきます。
気候変動がもたらす「リスク」と「機会」を明確にし、「リスク」を低減し、「機会」を拡大するための事業戦略立案にむけて、シナリオ分析に着手しています。
IEA「Energy Outlook」で示されているSTEPS※1、SDS※2、NZE2050※3などのシナリオをはじめとして、政府や国際機関が発行した将来予測に関するレポート等を参考に、「脱炭素シナリオ(1.5℃~2℃)」と、「温暖化進行シナリオ(2.7℃~4℃)」の2つのシナリオを設定。2030年時点の影響を分析しています。
※1 STEPS:公表政策シナリオ(Stated Policies Scenario)。国際エネルギー機関(IEA)による「World Energy Outlook 2019」にて示されたシナリオの1つ。これまでに公表された脱炭素政策や目標が反映されている。
※2 SDS:持続可能開発シナリオ(Sustainable Development Scenario)。IEAによる「World Energy Outlook 2010」以降で使用されているシナリオの1つ。パリ協定で目標とされている2℃シナリオの達成に向けてクリーン・エネルギー政策や投資が増え、エネルギー供給システムは持続可能な開発目標の達成に向けて、順調に進展することを想定するシナリオ。
※3 NZE2050:50年実質排出量ゼロシナリオ(Net Zero Emissions by 2050 case)。IEAによる「World Energy Outlook 2020」にて示されたシナリオの1つ。パリ協定の目標を上回る1.5℃シナリオにあたり、2050年以前に排出量ゼロをめざすシナリオ。