生産から販売までの履歴をデータ化
「レシピマスターシステム」の運用
安全で安心、そして高品質な商品をお客様にお届けするため、オリジナル商品に使用する原材料は、生産地から収穫時期まですべての生産履歴をデータベース化。原産国や工場、アレルゲン物質や添加物の有無、そしてその素材が使用されたメニューから販売エリアごとの使用量まで、「工場」「物流」「店舗(POSデータ)」のどこからでも履歴を追える「レシピマスターシステム」を運用しています。
店舗での衛生管理
お客様が安全・安心な商品を提供するために、日々店舗で行っている什器温度の記録や清掃の実施記録などの衛生管理を、「紙」からより正確で効率的なタブレット端末を使用した「デジタル」での実施に順次移行します。
食品安全マネジメント協会への参画
セブン&アイHLDGS.では、日本国内での輸入食品の取扱いの増大(グローバル化)への対応と、国内の食品安全管理の向上を目的として、食品関係企業と農林水産省、大学の研究者の連携により、日本発の食品安全マネジメント規格の運営主体として2016年に設立された一般財団法人食品安全マネジメント協会(JFSM)※1の設立にあたり、国内外の食品メーカーとともに設立者の1社となりました。同協会が開発したJFS規格※2を活用することにより、サプライチェーンを構築する小売りグループとして食品の品質向上を目指しています。
現在、食品を取扱うグループ5社※3がJFSM会員になり、グループ内の食品安全管理レベルの向上を推進しています。また、グループのプライベートブランド商品「セブンプレミアム」やセブン-イレブンのお弁当、おにぎり、サンドイッチ、惣菜、麺類、パンなどのフレッシュフードを製造している工場に対して、JFS規格の認証・適合証明の取得を進めています。
※1 日本発の食品安全マネジメント規格(JFS規格)とその認証・適合証明の仕組みの構築・運営を行う機関
※2 JFSMが開発したコーデックスHACCPを含む国際標準に整合した日本発の食品安全マネジメント規格
※3 セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、シェルガーデン、セブン&アイ・フードシステムズ
会社全体での品質管理への意識向上のための
教育を実施しています
セブン‐イレブン・ジャパンでは、商品事故を未然に防ぐために、商品の開発・仕入れを担当者に対して、品質管理に関する従業員教育を実施。将来の品質管理をけん引する人財の育成を目標に、教育カリキュラムの構築を進めています。
2020年6月にHACCPの制度化が施行(食品衛生法改正)されたことを受け、同月にHACCPの重要性、食品の製造・加工における注意点などに関する食品HACCP研修を実施するなど、社会の流れに合わせて研修内容は随時見直しを行っています。
TOPICS
子どもたちや保護者との対話を
安全対策に活かしています
食物アレルギーを理解する取り組みの一環として、2022年11月に認定NPO法人アトピッ子地球の子ネットワークとの共催でオンラインワークショップを実施しました。食物アレルギーを持つ10~20代の方々や保護者の方、医師、栄養士の方々と実際の商品の表示を題材に、表示の見方や食品表示に関するルールを学びました。 ディスカッションを通じて、食物アレルギーをお持ちの方々やそのご家族の実際の商品の選び方などを共有いただき、相互理解が深まりました。
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