ACTION

石油由来プラスチック削減への取り組み

2023.11. 2

商品パッケージの改良で CO2排出量を削減

小さな取り組みが大きな結果に
商品パッケージ改良への取り組み

セブン-イレブン・ジャパンの主力販売商品のひとつである「おにぎり」。このおにぎりの商品パッケージの改良もCO2排出量削減につながっています。まず、2016年、ラベルの印刷に使用されているインクを、米ぬかから抽出する米ぬか油の非食用部分を原料とする「ライスインキ」に変更。石油を原料としたインキと比較し、CO₂排出量を削減できました。(一部、紙製包材ではボタニカルインキを使用しています)。
また、原料となる米ぬか油には国産の米ぬかを使用しており、パッケージにおける地産地消の取り組みにもつながっています。また、パッケージ本体には、さとうきびの食用にならない部分を原料とするバイオマスプラスチック「ボタニカルフィルム」を使用。2021年5月からは、「手巻おにぎり」について、フィルムの薄肉化により、プラスチック使用量を約20%削減することができました。

容器の改良でCO2削減と
リサイクル促進へ

2023年からは、お弁当、麺類、惣菜などで使用される容器の改良もスタート。容器自体を石油由来のインクでの着色を軽減したものに変更。容器本体だけでなく、容器の製造工程等において排出されるCO₂も削減します。また、この容器は着色工程を削減しているため、リサイクルしやすい設計になっています。
容器形状の変更で包材そのものの削減等の改善を行い、印刷インクの削減や、物流効率を高める工夫も行っており、対象商品は、お弁当、麺類、お惣菜等の約60アイテムに及びます。
また、『2023年度グッドデザイン賞※』(主催:公益財団法人 日本デザイン振興会)を受賞しました。

※「グッドデザイン賞」とは、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

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