小さな取り組みが大きな結果に
商品パッケージ改良への取り組み
セブン-イレブン・ジャパンの主力販売商品のひとつである「おにぎり」。このおにぎりの商品パッケージの改良もCO2排出量削減につながっています。まず、2016年、ラベルの印刷に使用されているインクを、米ぬかから抽出する米ぬか油の非食用部分を原料とする「ライスインキ」に変更。石油を原料としたインキと比較し、CO₂排出量を削減できました。(一部、紙製包材ではボタニカルインキを使用しています)。
また、原料となる米ぬか油には国産の米ぬかを使用しており、パッケージにおける地産地消の取り組みにもつながっています。また、パッケージ本体には、さとうきびの食用にならない部分を原料とするバイオマスプラスチック「ボタニカルフィルム」を使用。2021年5月からは、「手巻おにぎり」について、フィルムの薄肉化により、プラスチック使用量を約20%削減することができました。
容器の改良でCO2削減と
リサイクル促進へ
2023年からは、お弁当、麺類、惣菜などで使用される容器の改良もスタート。容器自体を石油由来のインクでの着色を軽減したものに変更。容器本体だけでなく、容器の製造工程等において排出されるCO₂も削減します。また、この容器は着色工程を削減しているため、リサイクルしやすい設計になっています。
容器形状の変更で包材そのものの削減等の改善を行い、印刷インクの削減や、物流効率を高める工夫も行っており、対象商品は、お弁当、麺類、お惣菜等の約60アイテムに及びます。
また、『2023年度グッドデザイン賞※』(主催:公益財団法人 日本デザイン振興会)を受賞しました。
※「グッドデザイン賞」とは、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
関連記事
-
おいしいだけじゃない。環境にもやさしいセブンカフェ
セブンカフェの環境配慮セブン‐イレブン店舗で販売している「セブンカフェ」では、石油由来プラ...
-
カトラリーにバイオマス素材を採用
フォーク・スプーンの配布の低減に加えて原料の変更も石油由来プラスチックの使用量削減へセブン...
-
Environment
北陸のセブン‐イレブン初!福井市内25店舗に「ペットボトル回収機」を設置
北陸
NEWS
2024.10.14
-
Environment
島根県のセブン‐イレブンで初!松江市でペットボトル回収事業がスタート!
中国
NEWS
2024.08. 6
-
Environment
島根県のセブン‐イレブン初! 松江市内20店舗に「ペットボトル回収機」を設置 ~8月1日(木)より順次稼働開始~
中国
NEWS
2024.08. 1
-
Environment
"トレーからトレーへ" 店頭回収を通じた資源循環の取り組みを推進 ~横浜市内のセブン‐イレブン2店舗、イトーヨーカドーららぽーと横浜店で実施~
関東
NEWS
2024.06.24