ACTION

CO2削減のための取り組み

2023.11. 2

「再生可能エネルギー100%」店舗の 実現に向けて

3つの柱「創る」「貯める」「調達」で
実質再生可能エネルギー比率100%を達成

セブン-イレブン・ジャパンは、2050年までにCO2排出量を実質ゼロ(2013年度比)にすることを目標にしており、その目標達成のためには店舗で使用する電力の再生可能エネルギーへの置き換えは、避けては通れない課題です。
そんな中、セブン&アイHLDGS.は、2019年4月に神奈川県と「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」を締結。SDGsの達成に向けて同県内の自治体や地域の皆様とともに環境問題などさまざまな社会課題の解決に取り組んでいくこととなりました。また、セブン&アイグループの「環境宣言」に基づく取り組みとして、2019年9月に神奈川県の10店舗において、店舗で使用する電力のすべてをCO2排出量ゼロの「再生可能エネルギー」とする実証実験を開始しました。
店舗敷地内でエネルギーを生み出すため、店舗の屋根に表と裏の両面で発電する高効率の太陽光パネルを設置。そして、昼間の余剰電力を夜間に利用するために、電気自動車の使用済みバッテリーを回収・再生した蓄電池にエネルギーを蓄電。それでもエネルギーが不足する場合は小売電気事業者を通じて住宅用太陽光発電の電力を購入する仕組みを構築。再生可能エネルギー100%で運営する店舗を実現しました。

実験の成果を全国、そして世界へ
大きな目標達成にむけて前進し続けます

今回の実証実験の最大の特長は、CO2排出量の削減に向けて「実験店舗ごとに効果を確認する」という段階から一段階進め、「全店舗への普及の可能性を実証する」点にあります。
そのため、導入・運営のコストや設備の設置などの条件がどの店舗でもクリアーできるよう、すでに太陽光パネルを搭載している店舗が迅速に導入でき、かつ新規導入する店舗でも経済的メリットが得られるシステムを構築しました。
太陽光パネルについては、従来の片面発電パネルから、より発電効率の高い「両面発電パネル」に変更。既存店舗はパネルの付け替えだけで工事が完了します。電力を蓄える蓄電池には、電気自動車のバッテリーをリユースしたオリジナル蓄電池を設置。また、2019年11月より期限切れを迎える家庭用太陽光発電の固定買い取り制度(FIT※)の終了にともない、新たに発生する「卒FIT」由来の再生可能エネルギーを調達する仕組みとなっています。

※FITとは、Feed-in Tariffの略で再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を指します。再生可能エネルギーの普及を目的に2012年に国が定めた助成制度です。

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